KAKER*αのてづくり手帖

手作り雑貨のお店KAKER*αの制作手帖です。

レザークラフトのおおまかな流れ②【床面・コバ処理】

裏面と側面の処理

ショートウォレット作りの続きです。
前回は裁断まで終わらせましたので、次は床面(とこめん)とコバの処理です。

床面というのは裏面のことですね。
革はそのままだと毛羽立ちがあるので、専用の磨き剤で磨いてなめらかにして使います。
裁断の前にされる方もいらっしゃるようです。
コバは側面のこと。こちらも磨いて毛羽立ちを抑えツヤを出します。

ちなみに表面のことは銀面(ぎんめん)と呼ばれます。

磨き剤

私が使用しているのはトコフィニッシュという商品。
床面もコバもこれひとつで磨けます。

道具あれこれ

磨くための道具も様々なのですが、私のおすすめはこちら。

ヘラの部分で床面を磨いたり、ヘッドの部分でコバを磨いたり手縫い線を引けたり、この道具一つで何役かこなしてくれるので便利なのです(๑´ㅂ`๑)

他によく使われる道具

私はヘラ使ってますけど、床面を磨くのには布や革の端切れが使われることもありますし、他にも専用の道具はあります。

こういったガラス板や、スリッカーと呼ばれる木の道具はその代表です。
スリッカーは溝の幅によって、革の厚みに合わせてコバを磨くことができるので便利。

床面の処理


トコフィニッシュを指に取って床面に塗り、ヘラで磨いていきます。


仕上げるとこんな感じです(乾いたら色はもう少し落ち着きます)。
磨けば磨くほど毛羽立ちが抑えられツヤが出ますし、丈夫になります(๑•̀ㅂ•́)

コバの処理


同じようにコバもまず指で塗り、そのあとヘラのヘッドの溝で磨きます。
銀面に付くとシミになってしまうことがあるので要注意です!

2枚以上縫い合わせる箇所では、縫い合わせたあとにコバ処理をすると一体化してより綺麗に仕上がります。


ここまで来たらあとは縫う作業です( *˙ω˙*)و グッ!
次回に続きまっす。